葉月 秋五(はづきしゅうご)

「愛しているぞ、桜木」 桜木の親友。桜木曰く、よく言えば楽観主義者、悪く言えば馬鹿。 細かいことを気にせずに、ただ、その日その日を楽しく過ごすための方法を模索している。桜木への友情は自他ともに認めるほどであり、クラスメイトからは「あいつは、女よりも桜木が好きなんじゃないか」と、黄色い悲鳴をあげられるのもしばしばである。(けっして、もてないわけではないのだが……)

深雪の音楽について、人一倍惚れ込んでおり、けっして多くない貯金をはたいて中古のギターを購入した。 前述したように、人一倍の楽観主義者であるものの、けっして何も考えていないというわけではなく、深く考察することで本来の意味が損なわれることを恐れている。それゆえか、自分の殻に閉じこもりがちな、桜木や深雪について、尊敬や親愛の感情を抱くとともに、その危うさついて危惧している。